花弁状色素斑

花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑とは「こうせんせいかべんじょうしきそはん」とよみ、花びらが散りばめられたような形をしたシミのことで、強い紫外線を浴びた後にできやすい色素沈着です。
夏のレジャーシーズンに海やプールなどで強い日差しを浴びると、皮膚が紫外線のやけどにより水ぶくれとなってしまう場合に花弁状色素斑の色素沈着が起こりやすくなります。
顔よりも、普段は日に当たらないような部分に強い紫外線を浴びるほど炎症を起こしやすく、夏場に水着で屋外にいると日が当たりやすい背中や肩にできやすくなります。
メラニンの少ない色白の肩や普段紫外線に浴びない方、そばかすができやすい方に発生しやすいと言われています。
形はまばらで、数ミリでから1cmの薄茶色のシミが花びらに似たような形で広がって現れます。

予防方法

紫外線に当たらないようなるべく日光を避けましょう。
レジャーなどで紫外線を避けられない際は塗り残しのないようにしっかり日焼け止めを塗り、1〜2時間おきなど定期的に塗り直しをしましょう。
また、長時間直射日光が当たらないよう、パラソルの下に行ったり、UVカット効果の有るラッシュガードなどを着たりするなど、直接のダメージを和らげることも大切です。

対策方法

日焼けをしてしまった際は、その日のうちに皮膚をしっかり冷やしましょう。患部に冷水を当てたり、冷蔵庫で冷やした水で絞ったタオルなどを当てるなど、十分に冷やすことが大切です。
水ぶくれなどができてヒリヒリするなど症状がひどい場合は医療機関に相談しましょう。
また、ダメージを受けた皮膚は乾燥しやすくなっているので、保湿することも重要です。しみたりする場合は無理に化粧水などを使わず、やけどの軟膏などで処置をしましょう。
そして、全身日焼けすると体の負担もあるので水分補給をしっかり行い、早めに休んで睡眠をしっかりとりましょう。

花弁状色素斑の治療

・レーザー治療
・皮膚科で塗り薬、飲み薬での治療

美白成分の配合されたシミ対策の化粧品を使用することもシミの症状を和らげることが可能ですが、
光線性花弁状色素斑のような皮膚の深くまでダメージを受けたシミには美白成分だけでは効果を実感しにくいかもしれません。
シミを薄くする効果のある成分のハイドロキノン、フラーレン、コウジ酸、ルシノール、アルブチン、ビタミンC誘導体などが配合され、
浸透性の高い美白化粧品を選ぶことがお勧めです。

シミの基礎知識

シミの原因

シミがなぜ出来るか、原因についてご紹介します。気になるシミのメカニズムを知っておけば
これから出来るシミの予防にもつながり、シミを出来にくくする事が出来ます。

シミの原因

シミの種類

花弁状色素斑以外にもシミには様々な種類があり、原因や特徴もそれぞれ異なります。
それぞれのシミが出来る原因や特徴、種類についてご紹介しています。

肝斑     ▶老人性色素斑     ▶脂漏性角化症     ▶そばかす     ▶炎症性色素沈着

シミの治療法

シミを予防するには日々の生活を正しくしたり美白化粧品を使用する事の他に
病院などで治療を行う方法もあります。シミを対策する為の治療法についてご紹介します。

ケミカルピーリング     ▶レーザー治療     ▶シミを皮膚科で治療     ▶エステでシミ対策をする方法     ▶光治療[IPL]