コウジ酸

コウジ酸とは

コウジ酸とは「麹」から生まれた成分のことです。
1907年に日本の農芸化学者である薮田貞次郎によってお味噌やお酒、しょうゆの醸造に使われる「麹」から生まれた成分として発見され、麹菌が糖を発酵させることによってつくられています。

『酒造りをおこなう杜氏の手は、白く滑らかで美しい』といわれていることに着目し、三省製薬が研究を進めた結果、美白剤としての開発に成功しました。

そして1988年にシミの原因といわれるメラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐ美白有効成分のとして厚生労働省により認可され、今ではそのちからは世界中で高く評価されています。

コウジ酸は、日本酒・しょうゆ・味噌などで使われる「麹」が発酵する過程で作られる抗酸化作用のある天然成分なので、日本人の体質に相性のいい美白成分です。

コウジ酸の効能

コウジ酸は、メラニンを作り出すチロジナーゼの活動を抑えることでメラニンの生成を抑える働きがあります。紫外線を浴びてもメラニンが生成されないので透明感のある肌へと導いてくれます。

また、コウジ酸は色素沈着を抑える働きもあるのでくすみやシミのできにくい肌質となり美白ケアができます。

そしてコウジ酸はシミやシワなどの老化現象の原因となる「糖化」を防ぐ働きもするため、エイジングの予防としての期待も高い成分です。

コウジ酸の安全性について

実は一時期、コウジ酸の安全性が問題視されたことがあり、コウジ酸が配合されている化粧品の販売が中止になったことがあります。

しかし、その後、安全性のチェックなどがしっかり行われ、2005年11月に美白化粧品として安全性に問題がないことが証明されて、厚生労働省から使用中止の通知が撤回されました。

そしてコウジ酸配合化粧品(医薬部外品)の製造販売が再開されています。美白ケアや美肌へ導く成分なので安全性が証明されて今では様々な化粧品でその効果が実証されています。

美白成分

コウジ酸の他に、抑えておきたい美白成分についてご紹介しています。

ハイドロキノン   ▶アルブチン   ▶ビタミンC   ▶フラーレン   ▶プラセンタ
トレチノイン