Contents
トマトに含まれるリコピンとは

美白の大敵、紫外線!紫外線対策を怠ってしまうと、肌の奥まで紫外線が届きお肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを傷つけてしまいシミやシワ、たるみを進行させてしまいます。
紫外線の中でも気をつけたいUV-Aは、雲や窓ガラスを通り抜けやすい性質があり、曇りの日や室内でも日当たりの良い窓際などは注意が必要です。
そして3月頃に強くなり始め、5や6月にはすでにピークとなります。油断せずにきちんとUV、美白対策をしたいものです。
気の抜けない紫外線ですが実は手軽にできる美白ケアとしてトマトが注目されているんです。
トマトに隠されたリコピンのパワー
トマトに含まれる赤い色素成分のリコピン。
リコピンには抗酸化力があり同じカロチノイドの仲間である、βカロチンの2倍以上含まれていています。
さらに、ビタミンEの100倍以上あるとも言われています。
このリコピンの抗酸化作用の働きから、トマトを食べることで、糖尿病や大腸がん等の発症リスクが低下するということも研究で分かっています。
また、リコピンは嬉しい美肌効果も期待されています。
まずはトマトの美容成分として、リコピンには美白ケア成分としておなじみのアルブチンと同様にシミの元であるメラニンの生成を抑える作用があります。
そしてリコピンはお肌のコラーゲンを守る働きと増やす働きもあるんです。
トマトは食べる時間で得をする!朝?夜?どっちが良いの?
トマトを食べた後、リコピンはお腹の中で吸収されて6~8時間後にお肌へ到達すると言われています。
つまり、夜にトマトを食べておくと、紫外線にさらされる朝までに、ちょうど良くお肌に届いてくれるんです。
一時期、話題になっていた夜トマトダイエットもこの効果でしょう。
ちなみに、リコピンは完熟したトマトの方が多く含まれているので、トマトを選ぶ際も真っ赤なトマトを選びましょう。
リコピンの摂取量はどれくらい?
美白ケアや老化の予防をするのにはリコピンを1日に15mgの摂取が理想と言われています。
トマトにするとLサイズ2個分(500g)が目安となります。
喫煙者やストレスの多い生活をしている方はそれ以上必要です。
ちなみに、トマトケチャップの場合、75g(大さじ4杯強)、400gの水煮缶なら2分の1缶に含まれています。
トマトジュースなら1本(約180ml)にリコピンが18mgほど含まれていますので1日1本飲めば十分にリコピンが摂取できます。
リコピンの効果的に吸収させるには?
トマトに含まれるリコピンは油に溶ける性質があり、さらに加熱する事で吸収率も上がります。
生でトマトを食べるより、オリーブオイルで煮込んだトマトを摂取した方が4倍も吸収率があがります。
そして加熱しただけでも1.3倍になるので、効率よく吸収させるなら、オイルと一緒に加熱して摂取すると効果的です。
その他の美白に関する基礎知識
トマトのリコピンの他に、美肌に関する基礎知識についてご紹介します。
▶美白・シミの対策をする食べ物 ▶紫外線対策【UVケア】 ▶生活習慣で美白ケア ▶スイカの美容成分[リコピン] ▶日焼け止めの選び方